「過疎」「高い高齢化率」と防災

河村庸市キャスター
「いわゆる自助の重要性というのもあるかと思うんですけれども、沿岸部は過疎地域も多いほか、高齢化率も高いという現実もありますけれども、これは自助にも限界がある部分もありますでしょうか」
青森県・宮下宗一郎知事
「その通りですね。ですから、そのときには共助という考え方が次に必要になって。ご近所の中で助け合うということ。それからさらには、自主防災組織というのをしっかり結成していただいて、いざというときにどうやってみんなで逃げるかということを考えていただく。さらには地域には防災士っていう方もいらっしゃいますから、その防災士に相談をしてですね。しっかりと地域の。お住まいの地域の助け合いの体制を整えておくということが、非常に重要なんだというふうに考えています」

河村庸市キャスター
「自主防災組織も地域の中でどうしても多く組織しているところもあれば、あまりないところもあるかと思うんですけれども。高齢化も進んでいまして、青森テレビの取材では、町内会単位での維持が困難という地域もありました。その辺りいかがでしょうか」
青森県・宮下宗一郎知事
「そうは言ってもですね。困難だと言ってしまえば、もうそれで終わりなんですね。でも、その困難をやっぱり各地でしっかりと乗り越えていただくということが大事だと思いますし、やっぱり名簿を一つ作るのでも、今大変な状況にあると。私も市長をやってましたから、よく存じ上げてます」

「ですけれども「自分の命を守る」「大切な家族の命を守る」っていう観点からですね、必ずこの自主防災組織というものは非常に意味のあるものだと思いますので、まず、ご自身で逃げる段取りと、それから地域で助け合う段取りっていうのは、これは必ず私は必要になると思います。これは正直に申し上げますけれども。本当にそう思います」