母校の校歌を覚えてますか。岡山県真庭市の図書館が、市内の小中学校の校歌を収集する活動を進めています。すでに閉校になった学校も含め、学び舎の記憶とともにかつての人々の営みを後世に残そうという取り組みです。

「みなさんが歌うのは、真庭市で閉校になった小中学校の校歌です」

真庭市の中央図書館では地域おこし協力隊などと連携し、市内小中学校の校歌を集める取り組みを行っています。その名も「真庭校歌研究室」です。

(真庭市立中央図書館 西川正館長)
「当時の小中学校に通っていたみなさんが高齢になっていて、小中学校の記憶を残していくには今が一番いい時期ということで」

図書館では歌詞や作詞作曲者など校歌にまつわる情報を保管するとともに、卒業生らが歌う校歌を映像で記録しています。さらに集めた校歌は図書館のホームページや動画サイトで視聴できるようにしています。

(真庭市立中央図書館 西川正館長)
「大事な地域の記憶をみなさんの声で残して、次の世代に渡していくというのは本当に楽しい時間になるものだなと実感しています」