カメラはなめ回すように「500系」のボデーを…

ちなみに500系シリーズの連載は今回が8回目ですが、カメラマンは毎回500系のボデーをなめ回すように撮影してくれていました。今回も、、、まずは「コンコルドのような先端」です【画像⑥】。

【画像⑥】今日もよく尖っています

そして「カプセルのような運転席」【画像⑦】。ここに写っている方こそ、まさに記念すべき「一番列車」の運転士さんですね。

【画像⑦】一番列車の運転士さん

そして【画像⑧】は、車体の側面に記された「JR500 WEST JAPAN」の文字。このボデーの丸み...時速300キロで走ることもあいまって「弾丸」を思わせます。

【画像⑧】ボデーが丸いぜ！

当時の原稿によると、JR西日本が100億円をかけて開発した500系は、岡山～新大阪間をこれまでの「300系のぞみ」より3分速い40分で、また岡山～博多間を11分速い1時間37分で結んだんだといいます。あれ、岡山～新大阪間「40分」って今よりも速い？？

【画像⑨】

ちなみにデビュー当初の運転は、「新大阪～博多間を1日1往復、春休みやゴールデンウィークには2往復」というダイヤだったそうです。そして、この年の秋から東京直通となるのでした。

なお500系ですが、令和のいま岡山ではまだ当たり前のように、家の近所をシャーと走っております。ぜひ冬休みは、減少しつつある国鉄時代の113系・115系、減る気配がないキハ40などと合わせて、500系に乗りに来られては如何でしょうか。

という訳で、「500系シリーズ」連載はここで一区切り。次回はついに新幹線「700系」登場します、試乗会です。11月30日配信予定です。

【1回目】君は新幹線2両編成の「951形」を知っているか？
【2回目】新幹線『0系』ビュッフェにあった『速度計』覚えてる？
【3回目】君はボンネット型『特急はと』を見たことがあるか？
【4回目】新幹線100系『2階建て車両1階 めちゃめちゃ小さな窓』の正体は？
【5回目】新幹線100系『最高時速230キロ化』へ走行試験
【6回目】『青鼻』の0系新幹線が現れた　なぜ青い？
【7回目】君は新幹線100系『グランドひかり』を覚えているか
【8回目】新幹線100系　当時（1990）の国内最速『277km/h』を記録！
【9回目】新幹線開業がもたらした『東京日帰り出張が可能に( ﾉД`)ﾄﾏﾘﾀｲﾖｰ』
【10回目】覚えてる？1992年「のぞみ」登場の衝撃を　何でその名前に？
【11回目】山陽新幹線についに「300系のぞみ」が現れた！
【12回目】「300系のぞみ」とｶﾜｲｲ(・∀・)/「4両編成の0系こだま」
【13回目】車内販売員も耐えた「300系のすごい揺れ」とは？
【14回目】新幹線500系の原型「WIN350」って知ってる？
【15回目】「パソコンのマウスみたいな」WIN350が現れた！
【16回目】「頭上注意！」新幹線500系の原型「WIN350」に記者が乗り込んだ
【17回目】君は「0系型ドクターイエロー」922形新幹線を覚えているか
【18回目】「ロケットみたいな新幹線」2027年引退の新幹線500系「初お披露目」
【19回目】新幹線500系「乗り心地はジェット機　形はコンコルド」
【20回目】新幹線500系「運転席　上からの陽射しはどう遮る？」
【21回目】新幹線500系　中国の鉄道関係者も視察していた
【22回目】新幹線955形300X「ねないこだれだのおばけ」みたい！