1,300人あまりが犠牲となった高松空襲を体験した88歳の男性が、小学校で講演し、平和の大切さを訴えました。

(池田實さん(88))
「サイレンがウーン・ウーンといって、鳴り通しに鳴っているという異常な状況でした」

古高松小学校の児童に自身の体験を語る、池田實さんです。81年前の7月4日、当時7歳だった池田さんは、自宅があった香川県高松市塩上町で空襲にあいました。避難の途中で目にしたのは、今も忘れることができない、凄惨な光景でした。

(池田實さん(88))
「大水槽の中に何があるのかと思ったら浮かび上がっているのは人間の死体でした。中にはもう炭の状態になって真っ黒な状態で、地獄の絵を見たような」

(児童)
「焼夷弾で一瞬にして命を奪われたそんなところが怖い」
「戦争はすごく恐ろしいことだなあと思いました」

(池田實さん(88))
「日本も『新しい戦前』にかえっているんじゃないかという気がいたしまして、心配をしています。次代を担う子どもたちに平和を守っていただきたい、夢を託したい」

次の世代につなぎたい、平和への願いです。