政府与党が今週中のとりまとめを目指す経済対策。いわゆる「103万円の壁」をめぐり、自民・公明・国民民主の3党はきょうも断続的に政策協議を行いました。進展はあったのでしょうか。
国民民主党 玉木雄一郎 代表
「現時点においては、178(万円)を譲るつもりはありません」
「103万円の壁」の問題をめぐり、政府与党との政策協議が難航している国民民主党。午前に行われた会見で、玉木代表は与党側がこれまでに示した経済対策の原案について語気を強めてけん制しました。
国民民主党 玉木雄一郎 代表
「経済対策の原案には回答ゼロです。わかりにくいとかどうこうではなくて、ゼロだと思っているので、これが続くならこれ以上協議はできません」
経済対策について政府与党が今週中のとりまとめを急ぐなか、自民・公明の両党と国民民主党はきょうも断続的に政策協議を行いました。
自民党 小野寺五典 政調会長
「少しずつ両党の考え方の間合いが詰まってきたという印象を持ちます」
国民民主党 浜口誠 政調会長
「きょうの段階でかなり前向きな打ち返しがありました。103万円であったり、ガソリンの減税についてのスタンスが我々としては持ち帰る中身に近づいてきたと」
とりまとめる経済対策に「103万円の壁」や「ガソリン減税」などについて明記するよう要求している国民民主党に対し、きょうの協議では与党側から前向きな姿勢が示されたということです。
3党はあすにも結論を出したいとしていますが、「103万円」の引き上げ幅については具体的な数字は出ておらず、今後、税制を担当する実務者協議で攻防が続く見通しです。
注目の記事
「また無くなるのでは」と買い占めも…コメ豊作なのに続く高値「増産」は実現可能なのか?【Bizスクエア】

うどんを食べて育った「讃岐うどん雲丹」?!不思議な “食事シーン”をご覧あれ 水産科の高校生が飲食チェーンと共同研究し商品化【香川】

『あの外国人女性はどこに?』1970年万博パビリオンで忘れられない出会い 77歳男性の願い叶うか―― 55年ぶりの万博で起きた奇跡に密着

「ママ、涙が止まらなかったんだよ」2歳の娘にいつか伝えたい 消えたぬいぐるみ「コアちゃん」のこと 40軒の聞き込みとSNS、海を越えた宝探しが繋いだ“再会”

父親の腎臓を移植した男性 “使命感で” 体育教師の夢捨て人工透析の技士に 31年後に再発…「お父さんが危ない」次に命をつないだのは-

原因はまさかの“ヘビ”…変電所内で体長約1.5m、焦げた状態で見つかる 県西部で約7100世帯の停電 富山
