1袋33円の菓子など、食品を格安で販売する店が愛媛県松山市にオープンしました。
食品ロスの削減を掲げるこの店。インスタント麺が半額ほどの3食で254円!若い世代に人気のグミは一袋33円!
これらの商品が並ぶのは、愛媛県松山市姫原に今月12日にオープンした「食品ロス削減ショップeco eat松山店」。県内では愛媛県新居浜市に次いで2店舗目です。
店内には、菓子や袋麺、缶詰、飲料など様々な商品が驚きの安さで販売されています。
豊福アナウンサー
「どうしてこんなに安いのかといいますと、こちらのピーナッツクリーム、賞味期限がきれています」
そう、こちらの店では賞味期限が迫っていたり過ぎたりして廃棄予定の食品をメーカーや小売店から仕入れ、見た目や味を確認した上で販売しているのです。
eco eat松山店 深井淳店長
「流通の都合やお店の都合で賞味期限が残っていても棚からおろさなければいけない、あるいは賞味期限が切れてしまったので販売できないものをわれわれが引き受けて、それをまだまだ美味しく食べられますと、再度販売させてもらって食品廃棄になるのではなくみんなで消費しようという取り組み」
食品を安全に食べられる期限である「消費期限」と異なり、おいしく食べられる目安となるのが「賞味期限」。
賞味期限が切れたからといって、すぐに食べられなくなるわけではありません。
店にあったチョコレートは賞味期限が先月7日ですが…
豊福アナウンサー
「表面は少し白っぽくなっている気がしますが、いただきます。味が変わっている感じは一切ないですね。おいしいです」
物価高騰が続く中、お得に食品が買えるとあって、店内はオープンから連日大賑わいです。
買い物客の反応は…。
利用客
「普段からもったいないなという気持ちはすごくあったので、とても良い取り組みだと思う」
「賞味期限がちょっと切れても食べられるというのはすごいと思った。経口補水液はこれからインフルエンザとか流行ってきたらきっと必要になるかなと思うのがすごくお買い得」
また、こちらの店では売り上げの一部を生活困窮者の支援に充てるということです。
国内で年間472万トン発生しているという「食品ロス」。
店長は、買い物を通し、こうした問題に関心をもってもらいたいと話しています。
深井淳店長
「まだ食べられるものが捨てられているという現状を知ってもらって、家庭でも食品ロスをなくしていってもらって、地域のなかで啓発活動のなかで周知してもらうことでまずはこの周りでの食品ロス削減の力になれたらと思う」
注目の記事
【 山本由伸投手 】中学時代のチームの後輩は「並レベルの選手に見えていた、本当にあの人?(笑)」出身の東岡山ボーイズの選手たちは「山本選手みたいに世界を代表するピッチャーになりたい」【ワールドシリーズMVP】

強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」“だまされたふり”続けるとオンラインで事情聴取も… 詐欺手口の全貌

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い









