議論が活発化している「103万円の壁」の見直しについて、埼玉県の大野知事はきょうの定例会見で、「やらなければならないと考えています」と賛成の立場を示しました。
いわゆる「103万円の壁」とは、年収が103万円を超えた場合に所得税の支払いが発生するというものです。
この見直しについて、埼玉県の大野元裕知事はきょう、定例の会見で記者からの質問に、税控除の基準となる金額が物価や賃金の上昇にかかわらず、およそ30年にわたって変わらないことから適切な根拠がない数字になっていると指摘したうえで、「私は103万円の壁を見直すことについては賛成であるし、やらなければならないと考えています」と述べ、賛成の立場を示しました。
ただ、大野知事は、国民民主党が直ちに178万円に引き上げると主張していることについて「『激変緩和措置』として地方に対する財政的配慮が必要」とし、「賛成ではあるけれども、包括的かつ段階的な対応が必要」と述べました。
「103万円の壁」見直しをめぐっては、国民民主党が手取りを増やすために引き上げを主張する一方、自治体から税の減収を懸念する声が相次いでいます。
注目の記事
「また無くなるのでは」と買い占めも…コメ豊作なのに続く高値「増産」は実現可能なのか?【Bizスクエア】

うどんを食べて育った「讃岐うどん雲丹」?!不思議な “食事シーン”をご覧あれ 水産科の高校生が飲食チェーンと共同研究し商品化【香川】

『あの外国人女性はどこに?』1970年万博パビリオンで忘れられない出会い 77歳男性の願い叶うか―― 55年ぶりの万博で起きた奇跡に密着

「ママ、涙が止まらなかったんだよ」2歳の娘にいつか伝えたい 消えたぬいぐるみ「コアちゃん」のこと 40軒の聞き込みとSNS、海を越えた宝探しが繋いだ“再会”

父親の腎臓を移植した男性 “使命感で” 体育教師の夢捨て人工透析の技士に 31年後に再発…「お父さんが危ない」次に命をつないだのは-

原因はまさかの“ヘビ”…変電所内で体長約1.5m、焦げた状態で見つかる 県西部で約7100世帯の停電 富山
