エンゲル係数なぜ高い? G7の中でも高水準に

南波雅俊キャスター:
食に関するこんなデータがあります。G7=主要7か国の「家計支出に占める食費の割合を示した」=エンゲル係数です。
【G7各国の家計支出に占める食費の割合=エンゲル係数(2022年)】
・アメリカ:14.5%
・ドイツ:17.1%
・カナダ:17.1%
・イギリス:18.3%
・フランス:21.1%
・イタリア:22.2%
・日本:27.8%(2023年は29.0%)
(※OECDのデータ(飲食料・外食)から作成 / 総務省「家計調査」より)

日本のエンゲル係数の高水準について岸田前総理は3月2日の衆院予算委員会で▼物価上昇の影響 ▼食費の割合の高い高齢者世帯の増加 ▼外食や惣菜等への支出志向の高い共働き世帯の増加など、こうした事が複合的に絡んで結果としてエンゲル係数が高まっていると話しました。