共産党推薦・医師 大澤芳清さん

 共産党が推薦する大澤芳清さん(61)は、医師として勤務しながら知事選への立候補をいち早く表明しました。県職員がのびのびと働ける環境を整えることが、県民のためにもなると訴えます。

 (共産党推薦・医師 大澤芳清さん)「県民にとって何が必要かを考え、自由に話し合える組織作りが、いま県庁に求められています」

 県が推し進めたとされる一連の“告発者さがし”については厳しい言葉を並べます。

 (大澤芳清さん)「知事と幹部職員が告発をつぶそうとしたことは大きな問題です。二度とこうした事態を起こさないために、組織作りとリーダーである知事の役割はとても重要です」

 病院で院長や理事を務める中で立候補への思いが芽生えたという大澤さん。最大のきっかけはコロナ禍で直面した医療現場での苦悩でした。

 (大澤芳清さん)「重症の患者さんを高次医療機関、重症の治療ができる病院に送ることができなかったことがきっかけですよね。理由としては高齢を理由にあかんよと県から言われましたので。命は年齢とかに関係なく重んじられるものだと思っています」

 政策発表の会見では、医師としての経験を生かして「弱者を守る政策」を推し進めていきたいと熱を込めました。

 (大澤芳清さん)「政治の世界は、まったく初めてで経験はありません。県民が安心できるような暮らしを支えていきたいなと思いますので、政治と医療がまったく違うとは思っていません」