話題になった言葉「教科書に書いてあることを信じない」
3か月前の今年8月、大学内にある本庶さんの研究室は、新しい施設への引っ越しを前に、大量の資料や書籍の整理で大忙しでした。
本庶さんはがん治療に革命をもたらした発見で2018年、ノーベル医学生理学賞を受賞しました。受賞が決まった直後の会見では研究者の矜持ともいえる「教科書を疑え」という言葉が話題になりました。
(本庶佑さん ※2018年)「研究者において一番重要なのは、『何か知りたい』『不思議だな』と思う心を大切にすること。教科書に書いてあることを信じない。常に疑いをもって『本当はどうなっているんだろう』という心を大切にする」