宮城県が進める仙台医療圏4病院再編構想のうち、すでに基本合意されている仙台赤十字病院と県立がんセンターを統合して名取市に建設する新しい病院についてです。14日、県が明らかにした基本構想では、総事業費はおよそ300億円になる見込みで、35の診療科が設けられるということです。

県保健福祉部 大森秀和副部長:
「救急医療については、救急告示医療機関として、診療圏における断らない二次救急医療態勢の構築に向けた救急態勢を整備し、救急患者の仙台市内への搬送抑制を目指す」

14日、県が明らかにした基本構想によりますと、新病院は太白区の仙台赤十字病院と名取市の県立がんセンターを統合し名取市植松に建設されます。設置と運営は日本赤十字社が行います。

また、総事業費はおよそ300億円で、このうち日本赤十字社はおよそ100億円を負担し、県が国の補助金を活用しておよそ200億円を財政支援します。

病院には周産期医療やがん医療などに対応して現在2つの病院にある診療科のうち35の診療科が設置されて、病床は400床程度で職員は850人ほどになる想定です。この新病院は、2030年度のオープンが予定されています。