全校生徒の約半数が“ハラスメントがある”と回答

 複数の生徒らによるハラスメントの訴えを受け、学校を運営する相生市は今年2月、全校生徒を対象にしたアンケートを実施。「学校内に『ハラスメント』はあるか」という問いに対して約半数にあたる55人の生徒が「はい」と回答した。

 生徒らの訴えをどう捉えているのか。学校の副校長が取材に応じた。

 (相生市看護専門学校・石丸正見副校長)「学生さんがそんなにしんどい思いをして学校に来ていたんだなと思うと心苦しいなという感じがします。教員には今年は1人ずつ面接をさせていただいた上で、今の状況の把握と改善を各個人にしようというのは私の中にあります」

 市は不適切な指導をしていた教員ら4人に口頭訓告などの措置を行った。教員らは「意味があっての指導だった」と話していたが、反省して措置を受け入れているという。
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 (相生市健康福祉部・山本大介部長)「今は昭和の時代ではないので時代にあった教育・指導の方法にあわせて、教員が変えていく必要があると思いますので、そのあたりを意識づけできるように指導していこうと思います」