菓子メーカー「春華堂」が導入
市川社長が浜松市出身だったという縁もあり、イチゴの生産システムを浜松市の菓子メーカー「春華堂」が導入することを決めました。生産したイチゴは自社のスイーツなどに使うとしている春華堂の山崎社長は、この栽培システムが農業の未来を変えていくと期待しています。

<春華堂 山崎貴裕社長>
「お子さんが見たときに、こんな風にイチゴって作られることもあるんだと知って頂いて、大人になった時こういう農業もあるんだなと当たり前になっていくのが自分は今後の農業、一次産業の未来を築く1つではないかと」
<浜松総局 寺坂元貴記者>
イチゴの栽培システムですが課題も残されています。

栽培に必要な「収穫」は2025年に実装される予定で、余分な葉を落とす「葉かき」という機能は今後、追加されます。この授粉という機能はリンゴやコーヒー豆などにも応用が可能でハーベストエックスは今後、海外展開も視野に入れています。農業改革はロボットやAIを駆使したものだけではありません。アナログ的に農業を支えようという動きも進んでいます。