サラリーマン農業スクール
浜松市中央区のレモン畑で行われたのは「サラリーマン農業スクール」です。

<講師>
「きょうは収穫が終わった後のお礼肥、秋肥について勉強してもらいたい」
このスクールは農業は未体験でも興味があるという人にプロの農家がノウハウを伝授するというもの。1年間で農家デビューを目指すスクールです。
栽培するのは初心者でも簡単に栽培できる品種のレモン。本業を持ちながら土日や早朝に副業としてレモンを栽培し、年間200万円以上の副収入を目指す取り組みです。
<受講生>
「前の職業を定年してから、農業に就きたいなと思ったのですが、いきなり農業経営はできないとあきらめていたんですが、ここに入れば農地も世話してくれるということで」
卒業生には5000平方メートルの畑を無料で貸し出します。なぜ、こうしたスクールを開設したのか。後継者不足などによって国内の農家は減少の一途をたどっていて反比例するように耕作放棄地は増えています。こちらのスクールでは畑での指導だけでなく、経営や作物管理に関するノウハウもレクチャーすることで農業人口の増加を後押ししたい考えです。
<スクールを主催する JFM 山本哲久社長>
「要請があれば全国にハウツーやノウハウをそのまま移していけると思っている」