11日に召集された特別国会で、石破茂氏が30年ぶりの決選投票を経て第103代内閣総理大臣に選出されました。
ただ、与党が少数のうえ党内にも不満がくすぶっていて、政権運営には難しい舵取りが迫られています。

11日午後2時半ごろから始まった1回目の総理指名選挙では、石破氏が221票、立憲民主党の野田代表が151票、そして国民民主党の玉木代表が28票など、過半数の233票に届く候補者はおらず、石破氏と野田氏による決選投票に持ち込まれました。

総理指名選挙が決選投票になるのは、村山総理が選出された1994年以来、30年ぶりです。

1回目の投票からおよそ30分休憩時間が設けられ、決選投票は午後3時半すぎに開始。壇上の横には、決選投票に臨む石破氏と野田氏2人の名前が貼り出されました。

そして決選投票の結果…
石破氏に221票、野田氏は160票で、最も多くの票を得た石破氏が第103代内閣総理大臣に選出されました。