とっさに、店の備品を手にすると…

とっさに、店の備品だったT型スクリュードライバーと金づちを手に車に駆け寄ります。そして、後部座席にいた男の子とは反対方向の運転席側に…。

五十嵐さん:「ここ(運転席の窓ガラス)にドライバーと金づちをあてて割りました、最初にヒビが入ったので、そこから割って、なかに手を伸ばしてドアの鍵を解除しました」

男児とは反対の運転席側にまわり

まさに、五十嵐さんの迅速な行動が男の子の命を救うことにつながりました。

南砺消防署第2課 篠原正之課長:「そのまま救出が遅れれば、もしかしたら子どもさんが熱中症になったりとか、大変な事案になっていたと思います。我々が到着する前にはすでに男性によって子どもが助けられていたと聞いておりますので、勇気ある行動だったと思います」


五十嵐さん:「とっさの判断でしたが、(ガラスを割ることに)ためらいはなかったです。お母さんからも『ありがとう』と声をかけていただきました。その場ですぐ助けることができてよかったです」

9月14日、南砺消防署は五十嵐さんに感謝状を贈呈。感謝状は額縁に収められ、このあと職場のホームセンター店内に掲示するということです。

提供:南砺消防署

五十嵐さん:「1歳の男の子ということで、あのままの状態が続けばどうなっていたか分からなかったです。救出という形で地域に貢献できてよかったです」

#とっさの判断シリーズ

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