真っ暗な道路をひとり歩く人影…。実は、行方不明となっていた70代の高齢女性だったのです。警察や家族も見つけられない中、42歳の男性が、わずかな違和感から…とっさの判断で女性を救いました。

「お母さん、とぼとぼと井波のほう向いて歩いていたんですけど、何となく違和感があって…」

行方不明となった70代の女性を救ったのは、富山県南砺市の会社経営、中井将司さん(42)です。

今月11日の午後6時半すぎ、中井さんは仕事で南砺市郊外を車で走っていました。          

中井さん:
「ここらへんを走っていて、ちょうど橋の左側、真ん中くらいをとぼとぼ歩いていました」

暗がりのなか、ひとりで歩く高齢とおぼしき女性の姿が目に入りました。

中井さん:
「懐中電灯も、反射材ベストも何もなくて、本当に真っ暗な感じの中を歩いておられたので、危ないなと思ったんですけど、そのまま素通りしまして・・・」

そのまま1キロほど通り過ぎたところ、ふとあることを思い出し、車を路肩に停止して…。