いわゆる「103万円の壁」など、自民・国民民主両党が経済政策協議を進める中、協議をしながらも与党と連立を組む意思はないとする国民民主党に対し、島根県の丸山知事は8日の会見で、「与党に入ってやるべきではないか」と苦言を呈しました。

島根県 丸山達也 知事
「政党として責任を持つというのが筋であって、とすれば、連立与党に入って、『いろんなものに全体として責任を負っていくから、こういうことやりましょう』というようなことを言わないといけないレベルの話」

「103万円の壁」の見直しなど、自民党と政策協議を始めた国民民主党ですが、連立は組まないとする姿勢について、丸山知事は8日の定例記者会見で、国民民主党は与党に入り、予算の中身を知り、その決定に携わる中で全体として責任をもってやるべきではないかと述べました。

島根県 丸山達也 知事
「『ここをやってくれれば、その後は与党で問題がないように適宜やってください』というのはいささか責任感に欠けるのではないか」

自民・国民民主両党の「103万円の壁」をめぐる議論は来週にも本格化する見通しで、そうした中11日には、特別国会で総理を決める首班指名選挙も行われます。