北海道の「食」の現場では、不安の声が上がっています。

十勝地方の士幌町で酪農を営む川口さんは円安による飼料高騰を危惧しています。
酪農業 川口太一さん
「(円安で)餌も含めて、2倍近い値段の跳ね上がり。2年前、110何円でしたからね。これから比べると、すべてが倍になっている。日本の畜産がやっていけるように(日本政府には)政策を練っていただくしかない」
一方、期待の声も。北海道旭川市のラーメン店、梅光軒です。

ことし2月、新たにアメリカ・サンディエゴに店を出しました。法人税の軽減など、トランプ政権での税制改革を望む経営者も多かったと言います。
梅光軒 井上雅之代表
「共和党は経営者ファースト。経営者側にとってプラスになるような政策を、打ってくれることに期待したい」

その反面、トランプ政権ならではの心配もあるそうです。
梅光軒 井上雅之代表
「『移民を一掃する』なんていう話も、トランプ氏が言ってしまうものだから、われわれアメリカ国内で商売してる人間としては、(自分たちの商売)が阻害されるのかなという不安感がある」