空気を入れて大きく膨らませた「エアー遊具」を製造する宮崎市の企業が、動物用の手術台を開発し、今、畜産などの現場で活躍しています。
どのようなものなのか、そして、開発に至った経緯を取材しました。
動物用のエアー式手術台「ここでもオペ」
宮崎市清武町に本社を置く「ワン・ステップ」。
イベント会場でよく見かける大型の「エアー遊具」の製造やレンタルなどを行う企業です。

これまでさまざまタイプの「エアー遊具」を手がけてきたワン・ステップ。その技術を生かして、去年10月、あるものを開発しました。
(ワン・ステップ 柳田 匠 さん)
「これがエアー式の手術台になっています」
専用のエアーコンプレッサーで膨らませることおよそ3分。
できあがったのは、動物用の「エアー式手術台」。その名も「ここでもオペ」です。

(ワン・ステップ 柳田 匠 さん)
「われわれが、もともと、こういう空気で何かを作るという造形のノウハウは持ってましたので、実際に宮崎大学の農学部の動物の先生から、実際にそういう手術台みたいな形で作れないかとお問い合わせいただき、打ち合わせさせてもらいながら、『ここでもオペ』の開発に至りました」

