開発のきっかけは孫

齋藤キャスター:
Maru Su Bagsの細川晋代表(64)が開発をしました。お孫さんが先天性の脳性麻痺で、右手が不自由だったそうです。そのため、片手の留め具の扱いが非常に難しかったということで、開発しました。
細川代表は、救急医療専用のバッグをオーダーメイドする会社を営んでいて、全国の救命救急センターなど75か所から受注を受けているということです。
今回のランドセルでも、こだわりがあります。
留め具はドイツ製で、最新のマグネットを使っています。素材は、救急バッグと同じもので、傷つきにくく、強力な撥水加工で汚れにくいものにしたということです。
歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
今回はオーダーメイドですが、ラインナップとして世の中に出ていくことが望ましいですよね。
ホラン千秋キャスター:
「成長期なのに重たいものを背負わせるな」という保護者もいると思うので、軽いのがいいと思ったら、そういう選択肢もいいですよね。
井上キャスター:
京都では、もともと、「かんたんランドセル」と同じタイプだったそうですね?

歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
むしろ一般的なランドセルに憧れを持っていて、京都府の南部だけ「ランリュック」という布のものでした。めちゃくちゃ軽いですし、とても安かったと思います。
京都府の南部の出身者は、一般的なランドセルの転校生に憧れていました。