5日は「津波防災の日」です。これに合わせ、仙台市では学校や老人ホームなど、市内62の施設で津波を想定した避難訓練が行われました。

このうち、宮城野区の特別養護老人ホーム「中野あおばの杜」の訓練には、職員や近くの会社の従業員らおよそ30人が参加しました。
訓練は東北地方太平洋沖を震源とする大きな地震が発生し、県内に大津波警報が発表された想定で、職員がスロープを使って入所者を館内に誘導する流れなどを確認しました。

特別養護老人ホーム中野あおばの杜 加藤直樹施設長:
「介護施設なので利用者の誘導、避難というところも最優先事項として入ってきますので、利用者と外部の方を同時に避難できるような仕組みをマニュアル化して進めたい」

社会福祉施設で津波避難訓練が行われるのは仙台市では初めてです。
5日は学校や津波避難タワーなど、市内62の施設で訓練が行われました。