デフリンピックを盛り上げよう

デフサッカーを含む、デフスポーツのポイントは「目で補う」ことで、陸上ではスタートがランプで光るようになっています。

そして、「手話」も大切です。Jヴィレッジのほかにも、選手の受け入れに向けた動きが始まっています。

10月6日に郡山市で開かれた研修会には、県聴覚障害者協会など4団体から94人が参加しました。講師は、デフリンピックアンバサダーの川俣郁美さん。デフスポーツの基礎知識を伝えるとともに、初めてとなる日本でのデフリンピック開催に期待を寄せました。

デフリンピックアンバサダー・川俣郁美さん「聞こえない人の得意分野は何なのか、聞こえる人の得意分野は何なのか、助け合いながら(大会を)作り上げていけると思います」

デフスポーツに親しみをもってもらうイベントも行われています。9月に郡山市で開かれた「ろう教育フォーラム」では、聴覚に障害のある子どもを持つ保護者や特別支援学校の教員、およそ100人が参加しました。

デフアスリート3人の講演も行われ、デフサッカーの日本代表入りを目指している福島市の西戸湖乃華(にしど・このか)選手は…。

デフサッカー 西戸湖乃華選手「耳が聞こえなくてもスポーツはできるし、障害を持っているから諦めるのではなく、周りの意見に負けず、自分のやりたいことはやっていいと伝えたい」

自分たちの経験から、前向きな思いを強く持つことなどを呼びかけました。

県聴覚障害者協会・吉田正勝会長「デフリンピックの認知度は低いので、もっと認知度を広めるために活動をしていきたい」

11月17日には、Jヴィレッジではデフリンピック開幕1年前イベントとして、Jヴィレッジで「デフスポふくしま」が開かれます。デフスポーツ体験や手話体験、選手によるトークイベントなどデフリンピックがより楽しくなるコンテンツが盛りだくさんです。

デフリンピック100周年の節目にサッカーの聖地、Jヴィレッジで行われるデフサッカー、県民として盛り上げていきたいですね。