大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報(1日16時37分 気象庁発表)

関東甲信地方では、2日明け方から3日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、2日明け方から夜遅くにかけて、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。

[気象概況]
前線が東シナ海から九州南部付近にかけて停滞しています。また、前線の南側には台風21号があって、東シナ海を北北東へ進んでいます。
台風21号は、1日夜には東シナ海で温帯低気圧に変わりますが、台風から変わった低気圧が、前線を伴って東シナ海を東北東へ進むでしょう。また、2日は前線上の西日本で別の低気圧が発生し、3日はじめにかけて東日本を通過する見込みです。
前線や低気圧に向かって、台風21号を起源とする暖かく湿った空気が流れ込むため、関東甲信地方では、2日明け方から夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

[雨の予想]
関東甲信地方では、2日明け方から夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。
2日に予想される1時間降水量は多い所で、
  関東地方北部 40ミリ
  関東地方南部 50ミリ
  甲信地方   40ミリ
  伊豆諸島   40ミリ

2日18時までの24時間に予想される降水量(多い所)
  関東地方北部  70ミリ
  関東地方南部 100ミリ
  甲信地方   150ミリ
  伊豆諸島   100ミリ

その後、3日18時までの24時間に予想される降水量(多い所)
  関東地方北部 60ミリ
  関東地方南部 80ミリ
  甲信地方   60ミリ
  伊豆諸島   60ミリ

[防災事項]
関東甲信地方では、2日明け方から3日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
また、2日明け方から夜遅くにかけて、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。