温帯低気圧に変わっても、大雨には警戒が必要

台風が温帯低気圧に変わったとしても、それ自体が保持している湿った空気の量はほとんど変わりません。
特に、今回は前面に大きな雲域があるため、台風や温帯低気圧が接近する前に湿った空気が日本列島に流れ込むため、11月1日(金)には西から雨が降り出す見込みです。

台風+秋雨前線=大雨

加えてこの時期、温暖化の影響等で季節の進みが遅いために、まだ秋雨前線が日本付近にあります。
この前線に、台風由来の湿った空気が流れ込むことで、11月2日(土)中心に、九州から北陸地方にかけ、警報級の大雨のおそれがあります。

さらに、気象台では西の地方を中心に、11月2日(土)までの雨量が、11月の平年1か月の雨量を上回る大雨となり、土砂災害などの危険度が高まるおそれがあるとしています。