大ヒットした商品のウラには緻密なPR戦略がある!ということで、日本初の広告マーケティング専門誌・月刊『宣伝会議』編集長に、2024年のヒット大賞候補4つを選んでもらいました。

タイパ時代の新・調味料

1つ目は、発売8か月で、売り上げなんと830万食以上!“会社史上初”のCMで勝負に出た「パスタキューブ」(味の素社)。

フライパンにパスタ・具材と一緒に入れて茹でるだけで本格パスタができちゃう、日本初のキューブタイプのパスタ調味料です。

月刊『宣伝会議』編集長 谷口 優さん:
「家で調理する食品の広告は“家族のシーン”を描くものが多いのですが、パスタキューブが面白いと思ったのは、男性2人が調理をするシーンを描いているところ。男性2人が出てくるのは、味の素さん史上初と聞きました」

CMに登場するのは人気ドラマの“仲良しコンビ”、俳優の山本耕史さんと磯村勇斗さん。
さらに谷口編集長は、2人が楽しそうに調理をして“食のエンターテインメント性”を伝えている点も、新発売の商品では珍しいと話します。