廃棄処理するしかなかった「魚のアラ」を、農業用の「液体肥料」に生まれ変わらせる取り組みが、民間企業の手で始まりました。
開発に乗り出したのは、愛知県に本社を置き、金型製造などを行うKTXです。「ごみを資源化し新たな価値を生み出す」をスローガンに、長崎県平戸市の事業所で新事業に取り組みます。

KTX 野田太一社長:
「金型の技術を活かして、最近のSDGsの世の中にさらに貢献できるようなものを作りたいと思っております」
どうやって「魚のアラ」→「液体肥料」?
金型の技術を活かして、どうやって「魚のアラ」を「液体肥料」にするのか?

KTXは福岡のガス会社「福岡酸素」と連携し、「魚のアラ」を特殊な【有機物処理装置】に通し、アミノ酸が豊富な液体肥料を作ることに成功しました。KTXは装置の改良を担当。完成した液体肥料はその効果を確かめる実証実験として、長崎県立北松農業高校などで既に使われています。

福岡酸素事業開発部 山代賢太郎課長:
「魚の残さ由来から「『普通液肥』に登録できたものは今までない。これは間違いなく国内初です」

資源を循環的に利用する経済システム、いわゆる「サーキュラーエコノミー」を創り出すため、平戸市と合わせ3者で協定も結ばれました。KTXでは今後、装置の改良を行いながら製造体制を構築したいとしています。














