コロナ禍で出店増→競争激化

テーブルごとに排気ダクトが備えられている焼肉店は、「換気がいい」というイメージでコロナ禍に新規出店が相次ぎました。

他の飲食店に比べ客単価が高く、店内のオペレーションも比較的簡単なことから、焼肉人気に着目した居酒屋やラーメンチェーンなど異業種からの参入もあり、競争が激化。

コロナ禍で「勝ち組」だった焼肉店ですが、物価高騰による経営環境の悪化で、小規模な焼肉店が倒産するケースが増えています。

倒産 年間50件超の可能性も

帝国データバンクによりますと、2024年1月から先月末までに負債1000万円以上で倒産した焼肉店は39件。

前年同時期の16件から倍増し、過去最多を更新しました。

このままのペースでいくと、年間の倒産数が、初めて50件超える可能性もあるということです。

帝国データバンク 情報統括部 飯島大介 副係長
「原材料価格の高騰、輸入牛肉に加えて野菜、ライス、米ですね、全ての原材料が高騰している、これが一番の要因になっています。」