昨今、急速に進む円安に歯止めがかかりません。その影響で来日している外国人観光客は“爆買い”をする一方で、日本とニューヨークとの物価の差が顕著に。
ラーメンは1杯2800円に…1年間の大学の学費が230万円増加!?現地の声を聞きながら、広がり続ける円安の影響から、円安を“乗り切る”ためのアプリまで見ていきます。
■加速する円安 スイスのビックマックは約1000円 日本は約400円
日比麻音子キャスター:
この円安を一つのチャンスにして、外国人観光客は爆買いされています。
井上貴博キャスター:
日本でお金を落としてもらえるのはありがたいことですけど、観光客の人数が減っているので、全体で見ると…大きなマイナスですよね。
ホラン千秋キャスター:
今度また水際対策が変わるというふうに言われていますので、それでどこまで変わるのかなっていうところは期待ですよね。
日比キャスター:
“日本は安くて質がいいものが多い”そんなイメージを持ってくださっている方が多いみたいです。外国人の方に取材をしてみました。

▼韓国在住の方
「物価が安いと感じることが多くなってきた」
▼タイ在住の方
「私の国より安い。円安のこの期間中に旅行したい」
▼シンガポール在住の方
「物価同じくらいかな。食料品は高いけれども、住宅は日本の方が安い」
▼ベトナム在住の方
「昔と違って最近は安く感じる。日本の車を買ってみたい」
では、日本の物価はどういった状況になっているのか。ビックマックの値段で比べてみたいと思います。ビッグマックは材料や調理法などが世界中ほぼ共通です。各国のビッグマックの価格を比べる、というのが一つの指標となっています。

日本は13日の為替レートだと14位にランクインの▼390円。アメリカを見てみますと▼732円。最も高いのがスイス▼973円となっています。高いですね。
ちょっとビックマックは贅沢なランチっていう印象がありますけれど。
ホランキャスター:
日本の感覚で言うと2つぐらい買えちゃう…
日比キャスター:
そしてアジア諸国と比べてみましても、やはり日本はかなり安いです。
井上キャスター:
日本の国としての値段みたいに見えてきて、ちょっと切ないですね。
ホランキャスター:
昔は日本って「海外に行ってお買い物した方が安い」って言っていたじゃないですか。多分10~20年前とか。いつの間にか日本が安い国と言われるようになって、どんどん世界は前に進んでいるのに日本は大丈夫かなって心配になりますね。
井上キャスター:
しかも、このビックマックのランキングだとアジア諸国よりも低くなっているというのが、円安が加速していると感じます。