ハラスメントが起きやすい環境

今回は「舞台芸術におけるハラスメントガイドブック」についてです。

舞台芸術には、稽古や創作行為のための共同作業は欠かせません。
しかし、それは閉鎖的な空間で長時間共同制作をする環境のため、個人同士の関係も深まりやすく、ハラスメントが起きやすい環境であるといえます。

そこで、プロデューサーや興行の主催者などが創作現場でのハラスメントを防止し、より良い創造環境を作るためのガイドブックが今年公開されました。

ガイドブックを作成したのは、舞台芸術に関わる団体で作る「一般社団法人 緊急事態舞台芸術ネットワーク」です。
舞台芸術業界の主要な制作会社や劇場、劇団、さらにスタッフ会社など、実に200以上の団体が加盟しています。

このたび公開された「舞台芸術におけるハラスメント防止ガイドブック」を作成したプロジェクトチームのリーダー・坂本ももさんに、いきさつを聞きました。
坂本さんは範宙遊泳という劇団のプロデューサーで、さらにロロという劇団では制作として舞台芸術に関わっています。