検察側の主張
検察は丸山被告が不倫関係にあった、元交際相手の女性と結婚を強く望んでいたと指摘。

また、酒蔵の経営不振で妻の実家から少なくとも約4000万円の借金があったほか、選挙資金の援助を受けていたとしています。
妻の父親は人脈を使って選挙での票集めに尽力していたこともあり、丸山被告は酒蔵の経営や県議の地位を妻の家族の援助に依存していたと指摘しました。
丸山被告は初当選した2015年ごろ女性と知り合い、不倫関係となりましたが、翌年の2016年には妻に女性との不倫を知られます。
その後、丸山被告は妻の父親からは不倫相手を選んで妻と離婚するなら、議員をやめるように迫られたといいます。
2019年に女性との不倫関係が終わったものの、被告は、その後も女性との交際や結婚を諦められなかったと検察側は主張を展開。
妻と離婚をすれば、借金の返済を求められたり、選挙の援助を受けられなくなったりする恐れがあり離婚ができない。妻の存在が邪魔となったことから、事件に巻き込まれたかのように装って殺害するしかないと考えたと主張しました。