症状の改善後も「服が擦れても痛い」 治療は早ければ早いほどいい
続いて、帯状ほう疹の合併症と“後遺症”についてです。目の症状として結膜炎・角膜炎・まれに失明となる場合もあれば、聴力低下やめまい、顔面神経麻痺、髄膜炎・脳炎になる可能性もあるということで、軽視できません。
伊藤医師によりますと、頭部に発症した場合は特に注意が必要で、帯状ほう疹の症状が治まった後も、まれに慢性的な頭痛が残ることがあるということです。
また、帯状ほう疹後神経痛(PHN)と呼ばれる、いわゆる後遺症が出る場合もあります。皮膚症状の改善後も痛みが数か月~数年続くというもので、帯状ほう疹症例の10%~50%が該当するため決して少なくありません。痛みの種類や程度はさまざまですが、「焼けるような」「締め付けるような」持続性の痛みや、「ズキンズキンとする」痛み、伊藤医師によりますと「服が擦れても痛い」という人もいるということです。
帯状ほう疹の主な治療には、抗ウイルス薬、鎮痛薬、痛みが強い場合は神経ブロック注射があります。抗ウイルス薬の投与については72時間以内が望ましいということです。
伊藤医師は「痛みだけだと帯状ほう疹とわかりにくいが、早いほど治療効果が高いため、疑わしい場合はできるだけ早く病院へ行ってほしい」としています。ただ、体の表面の皮膚だけではなく、口の中や耳の中に発症する場合もあり、わかりづらいケースもあります。














