季節の変わり目に増えるという「帯状ほう疹」。体にピリピリと刺すような痛み・違和感・かゆみなどが主な症状ですが、中には夜も眠れない程の強い痛みを感じる人もいるようです。ある研究では80歳になるまでに3人に1人が発症するという推定もあり、決してひとごとではありません。どんな症状で、どんな人が発症しやすいのでしょうか?

「水ぼうそう」と同じウイルスで感染「帯状ほう疹」

 帯状ほう疹はウイルスによって引き起こされる感染症です。「水痘帯状ほう疹ウイルス」と呼ばれるもので、これは水ぼうそうの原因となるウイルスと同じです。

 帯状ほう疹が発症するメカニズムはこうです。初めて水痘帯状ほう疹ウイルスに感染したときは、水ぼうそうを発症します。大人の多くは子どもの頃に水ぼうそうを一度発症していると思います。

 その後、ウイルスは神経節という場所に潜伏する形で体内に残り続けます。それが加齢やストレスなどでウイルスに対する免疫が大きく下がったときに、今度は帯状ほう疹として発症するのです。