投票率と天気、気温との関係は…

日本気象協会にりますと、過去の衆議院選挙の投票率と天気、気温との関係では最高気温が25℃前後で過ごしやすい気温の日が、“遠出はしないが近場の投票所には出かけやすい”として、投票率が高くなる傾向があるとしています。

平成17年9月11日や平成21年8月30日はともに投票率が70パーセントを超える高い水準となっています。晩夏から初秋にかけての時期で最高気温が25℃前後の過ごしやすい気温の日で「次第に雨上がり」「回復傾向」の天気が、遠出はしないものの近場の投票所には出かけやすい条件が整い、投票率が高くなった要因と考えられるとしています。

一方、投票率が低くなる事例としては、平成26年12月14日で、1日を通してほとんど気温が上がらなかった、市街地でも積雪となり投票率は50パーセントを割る過去8回の最低となりました。

25日時点の予報では、今回の衆議院選挙の投票日である10月27日(日)の富山県東部の天気は、曇り一時雨で最高気温24℃、最低気温は15℃の降水確率30パーセントとなっていて、投票率が高くなる部類に入ります。

近年は投票日の天気に左右されない期日前投票の利用者が増加傾向です。また、選挙の争点の違いよって投票率が変わりますので、その分は割り引いて考える必要はありますが、荒れた天気になると外出を控えて、投票率にも影響が及ぶことがありそうです。

10月27日の北陸地方は、天気は曇りベースとなるものの大きな崩れはない見込みで、最高気温は暑からず寒からずでむしろ過ごし易い気温とも言えそうです。

紅葉シーズンは例年より多くの地点で遅れ、絶好の行楽日和とは言えない状況です。無党派層を中心にした投票行動や投票率がどう推移するのか注目されます。