道立高校の1年男子生徒(当時)が上級生3人から強制わいせつなどの被害(25日午前 第三者委員会の会見)

 被害生徒はいずれ終わると思って耐え続けていて、学校側は2022年12月に被害生徒の保護者から通報があるまで、こうした事実を把握していなかったということです。

道教委は「北海道いじめ防止等に関する条例」に基づく「重大事態」と認定し、第三者委員会「北海道いじめ問題審議会」による調査を進めていましたが、調査の結果、これらをいじめと認定しました。

第三者委は、上級生による加害行為をいじめと認定

 第三者委員会は「学校及び教育委員会は、被害生徒本人や保護者へ適切な対応をしたとはいえない」と指摘しています。

加害行為を行った男子生徒3人のうち2人は強制わいせつの罪で、1人は暴行の罪で家庭裁判所に送致され、それぞれ保護観察処分となっていて、3人とも加害行為発覚後に自主退学しているということです。