米・メジャーリーグの“西の名門”ドジャースと、“東の名門”ヤンキース。ホームラン王に輝いた大谷翔平選手とアーロン・ジャッジ選手をそれぞれ擁する『東西の名門』が、43年ぶりにワールドシリーズで激突します。今回の対決がなぜ“最高の対決”と言われているのか?一体どれほどのお金が動くのか? メジャーリーグ研究家・鈴村裕輔さんに取材した情報などをもとにまとめました。
「ファン離れの解消」と「V字回復」の希望の対決!?
レギュラーシーズンの終了後、アメリカンリーグの上位チームと、ナショナルリーグの上位チームが争うポストシーズン。日本で言う「クライマックスシリーズ」です。結果、ナショナルリーグのチャンピオンはドジャース、アメリカンリーグのチャンピオンはヤンキースとなりました。ドジャースとヤンキースが対戦するのは43年ぶり。ちなみに、ドジャースとヤンキースのワールドシリーズでの対戦は実は12回目。これまでの対戦結果はヤンキース8勝、ドジャース3勝です。
今回のワールドシリーズのスケジュールは以下のとおり。先に4勝した方がワールドチャンピオンとなります。
【ワールドシリーズ スケジュール】
10月26日(土):1戦目
10月27日(日):2戦目
10月28日(月):移動日
10月29日(火):3戦目
10月30日(水):4戦目
10月31日(木):5戦目
11月1日(金):移動日
11月2日(土):6戦目
11月3日(日):7戦目
ワールドシリーズは、1903年に初めて行われ、その後ストなどで2回だけ行われなかった年がありますが、基本的には毎年行われている戦いです。
アメリカのメディア「ブリ―チャー・リポート」によりますと、ワールドシリーズの視聴者数は1978年には4400万人以上でしたが、実はそこをピークに減少の一途をたどっています。2016年以降は2000万人にも届いていません。
アメリカ4大スポーツで圧倒的に人気なのはアメフト、その次にバスケとアイスホッケー、そして4番目に甘んじているのがメジャーリーグです。そうした中で今回の対決は、ファン離れの解消とV字回復の希望の対決と言われるほど期待がかかっています。