振り出しに戻っても再建を

前回の特別編でご紹介させていただきました、広江歯科も、9/21の水害で甚大な被害を受けました。

元々歯科医院のあった鈴屋地区の高台から、町野町粟蔵へ場所を移して再建が進められ、10月末の完成が見えてきた矢先のことでした。

床上浸水の被害を受けた建築中の歯科医院 提供:広江歯科

家族や親戚だけではどうすることもできない甚大な被害を受けたこの場所にも、たくさんのボランティアの方が訪れてくださり、先日ようやく泥出しと消毒の作業に目処が立ちました。

10/19、広江院長は、「来週から3週間前の状態にようやく戻って、再スタートです。住宅も修繕開始です。本当にたくさんの方に助けていただきました。感謝しかありません。自分は、町野が好きだから、ここで生きていくことしか考えられない。もう一度踏ん張ります。それが、自分ができるみなさんへの恩返しです」と語ってくださいました。

目安めにと生けられた花 提供:町野町の有志の方

再建の道は容易ではありませんが、それでも前に進むのは、自分のため、地域のためであると広江院長は話します。

ここまでの状態に戻すことが出来たのは、たくさんのみなさまのご支援、お力添えのおかげです。広江院長とご家族の携帯には、ボランティアのみなさまとの笑顔の写真が宝物のように残っています。