残り4つの出口の謎を解明!あの歴史的デパ―トの名残りも

まずは、かつての7番出口。
7番出口は、ミナパ(minapa)のすぐ横にある、壁が凹んでいる場所。
構内図を見ると、この位置です。


注目すべきは、このレンガ
秋葉さんは「ここはレンガが出ている所が、当時の五番館西武だった名残りで残っています」と説明します。
そう、ここは、歴史ある札幌のデパート、五番館の貴重な痕跡なのです!
1906(明治39)年に開業した、札幌で最も古いデパート、五番館。
札幌駅前に建つ赤レンガの洋館は、札幌のシンボル的な存在でした。
しかし、続々と百貨店がオープンし売り上げが減少。
1997(平成9)年、西武百貨店に吸収合併され、札幌西武となりました。
それでも時代の波には勝てず、2009年9月、その札幌西武も閉店。
札幌西武の閉店により閉鎖されたのが、この7番出口だったのです。
秋葉さんは「ここは7番、左に曲がった所に12番という出口があります」と説明します。
12番出口は、東豊線との連絡通路にありましたが、こちらも札幌西武の閉店により閉鎖されたということです。

続いては、10番出口
秋葉さんによると、「今ここは第一生命ビルの建て替えの最中という事で閉鎖している」とのこと。
その10番出口の場所はこちら。

地下歩行空間の出入口に当たる部分です。
もともとは札幌第一生命ビルがあった場所ですが、64年に渡り使用してきた建物を取り壊し、現在、新しいビルを建設中。
新しいビルの名前は「D-LIFEPLACE札幌」。

来年の春、地下歩行空間(チ・カ・ホ)に直結、自然の温もりが感じられるオープンスペースが誕生する予定です。