今年度の日米共同統合演習が23日から始まるのを前に、日米の指揮官が長崎県佐世保市で会見し、中国の領海侵入などを例に挙げ、「武力による現状変更の試みを認めない意思を示す」と語りました。

佐世保に停泊するアメリカ海軍のドック型輸送揚陸艦「サンディエゴ」に乗艦してきたのは、自衛隊制服組のトップ吉田圭秀統合幕僚長です。
23日から始まる日米共同統合演習「キーンソード」。共同記者会見は艦上で行われました。

「キーンソード」は日本の自衛隊とアメリカ軍による合同演習です。今年は日米合わせて人員4万5,000人、艦艇40隻、航空機370機と過去最大規模になる予定で、カナダとオーストラリアも参加します。
アメリカ太平洋艦隊のケラー大将とともに会見した吉田統幕長は、中国による領海侵入や今年起きた男女群島での領空侵犯にふれ、「訓練実施で日米の意思を示す」と語りました。

自衛隊 吉田圭秀統合幕僚長:
「我々は力による現状変更を、このインド太平洋地域においては決して認めないという強い意志を示す、こうした戦略的意義があると思っています」

今年の「キーンソード」では、長崎空港など民間の空港も使われますが、吉田統幕長は「いざというときのために慣れておくことは必要であり、住民に対しては不安を与えないよう説明を続けたい」と強調しました。














