地震による石油基地での火災の発生などを想定した大がかりな防災訓練が22日、仙台港で行われました。

訓練は、最大震度6弱の地震が発生し、石油基地のタンクの配管が破損して、油漏れと火災が起きたという想定です。

地上からは、消防のポンプ車など20台以上で四方から一斉に放水しました。また、海上からは、オイルフェンスを張って油漏れが広がるのを防ぎました。

県消防課 田畑幸浩課長:
「いざ災害や事故が起きた時、その規模が非常に大きい。どのようにいち早く迅速に正しく対応するかということが大切」

東日本大震災で、仙台港では津波により屋外タンクの配管から石油が流出し、3日間にわたり燃え続けました。訓練には消防や警察、自治体など15機関からおよそ300人が参加し緊急時のそれぞれの役割を確認していました。