■この2年、新型コロナによる経営危機と闘う「解雇はしない!」


ただ、いつも通りにいかなかったのがこの2年。新型コロナの自粛要請で長期休演にも見舞われました。

(木下サーカス 木下唯志社長)
「(経営悪化による解雇は)ありえない。そんなことはすべきではない」


120周年を目前にして陥った経営危機でした。


「時代は代わっていく。私の年齢も代わっていく。だけれど『みんなと力を合わせればできる』と信じている」


ほとんど公演もできずテントをたたんだ事もありましたが、団員一丸となって古里・岡山での凱旋公演を目指してきました。

「サーカス自体が家なので、サーカスがなくなったら家がなくなる感覚なので、守りたい」