■エンターテインメントの火を守り抜き18万人の観客 コロナ禍の奇跡!

国籍を超え守り抜いたエンターテインメントの火。



「私たちは単なるアーティストではない、家族の一部なんだ。家族的な伝統を持つサーカスの多くが、時の試練によって失われるなか、ここにはそれが残っている」


そして、念願だった凱旋公演は終わり、テントは再び古里を離れます。千秋楽の2日後、撤去は完了しつつありました。

「(2年前は)何も公演できなかったまさに悲惨な状態でした」



「120周年岡山公演」凱旋公演が幕を降ろしました。



「18万人を超える、約20万人近いお客さまに来ていただいた。このコロナ禍のなかで本当に奇跡でしょうね」
「120周年の、地元岡山での公演が大成功で、いま無事に大テントも撤収しつつある」


120年どんな困難もあきらめず挑戦し乗り越えてきたサーカス団。千秋楽でもパフォーマンスは進化し続けていました。


(記者)「目隠しによる演技は初めてみました」
(木下サーカス 木下唯志 社長)
「やってない」
「新しいことに挑戦した。もう少しすると周りに火をつけて目隠しをやりたいと言っている」




目隠しを付けてのハンドバランス。最終公演で盛り上がりを見せたワンシーンでした。しかし、失敗。静寂がテントを包みます。



「次の岡山公演は、今回の公演よりもさらにレベルアップして、さらにブランド力を付けた『世界の木下サーカス』、世界一の魂の集団を目指しながら、あらゆる面をよくして、地元岡山に、誇り高き岡山に戻ってきたい」






不屈の魂で古里の人々を魅了し次の地へ旅立った木下サーカス。次はどんなスーパーイリュージョンを見せてくれるのでしょうか。