■バレーボール パリ五輪プレ大会 日本-アルゼンチン(日本時間12日・フランス)
 
25日に初戦を迎える世界バレー女子大会(24日開幕、オランダ)を前に、フランスでのパリ五輪プレ大会に出場している女子日本代表が12日、アルゼンチン戦に臨み、3-0(25-11、25-22、 25-15)でストレート勝ちを収めた。

世界バレー1次ラウンド最終戦で戦うことが決まっているアルゼンチンに対し、日本はスタメンに、井上愛里沙(27)、横田真未(24)、林琴奈(22)、古賀紗理那(26)、小川愛里奈(24)、関菜々巳(23)、リベロに内瀬戸真実(30)と小島満菜美(27)を起用した。

第1セットは25-11で日本が先取、第2セットも7-0と序盤に大量リードを奪った。中盤以降相手のペースに持ち込まれ、23-22と追い詰められたが、最後はフランスリーグへの移籍が決まっている井上の連続ポイントで逃げ切った。第3セットは25-15だった。
この日はミドルブロッカーが存在感を発揮。横田と小川がそれぞれ9得点を挙げる活躍を見せ、キャプテン古賀と井上がチーム最多の14得点だった。

古賀は「世界選手権で当たるチームだったのでストレートで勝ち切れたのはよかった。(2セット目崩れたことに関して)本当に高さのある相手ですし強豪国なのでそれなりに苦しい時間帯はあるんですけどチームで修正して立て直す力が少しずつついている。そういう時間帯があっても勝ち切ることができたので良かったと思います」とコメント。

ミドルブロッカーの小川は「今日久々にスタメンで出させてもらってコンディションも上がってきているのでチームに貢献できたのかなと思います。前衛3回の限られた中でいかに印象に残るプレーができるかだと思うので今後もしっかりミドルで点数をとれるようにしていきたい」と意気込んだ。

アルゼンチンを率いるヘルナン・フェラーロ監督は「世界バレーに臨むチームは、主力が22歳、21歳と若いチームです。日本の印象は、すごく強いチーム。それほど背が高くない選手が多いのに、テクニックでカバーしている。我々も日本チームをお手本にしています」と話し、若いチームを率いる上で日本を参考にしていることを明かした。

日本代表の次戦は14日のフランス戦。その後、カナダ戦、コロンビア戦、順位決定戦を経て25日にコロンビアとの世界バレー初戦を迎える。

【世界バレー日程・1次ラウンドD組(オランダ)】※いずれも日本時間

25日(日)vsコロンビア
26日(月)vsチェコ
28日(水)vs中国
30日(金)vsブラジル
10月2日(日)vsアルゼンチン

※1次ラウンドは各組の最終成績上位4チーム(計16チーム)が2次ラウンドに進出。2次ラウンドでは、16チームが2組に分かれて、別組から勝ち上がった4チームと対戦。各組の最終成績上位4チーム(計8チーム)が決勝トーナメントに進む。