全長80メートル、重さ5トンある大綱の補修は与那原町大綱曳実行委員会のメンバーらが行い、本番に備えます。
▽金武町まつり実行委員会委員長 仲間一 金武町長
「五穀豊穣・無病息災・子孫繁栄・町民の団結と融和がこの大綱曳によってはかられる事を祈念している」
前回までは金武区と並里区で行われていた祭り。今回から町内全5区を西と東に分け、町全体の行事としました。

(綱引きの前に行われれるガーエー、トゥールー、テービーといった迫力満点の演目は映像でご覧ください)
▽観客は…
「最高に楽しいです」「久しぶりに参加して感慨無量です」
「最高ですね興奮してます」「初参加で、最高でした」
会場の盛り上がりがピークに達し、いよいよ大綱曳の復活です
▽お年寄りの参加者は…
「ひいたら昔を思い出して。久しぶりにやったら今日は楽しかったです」

▽親子連れの参加者は
「子どもたちや色々な世代に引き継いで行けたらなと思うので、今回いい経験になったなと思います」
▽金武町大綱曳委員会 儀武剛 委員長
「良かったですほっとしてます。伝統、もちろん大事ではあるんですけど、未来に向けた伝統という考え方に変えていかないとダメだと思っています。今まで金武と並里でやっていたものを金武町(全体)の綱曳にするんだという意気込みが今日のような成功に結びついた」
新たなかたちで復活した伝統行事。宙を舞う火の粉に負けない町民の熱気に溢れていました。
<取材MEMO>
大綱曳の前には、子ども綱曳「ワレンチャ綱」も行われました。その綱は8月に屋嘉区でとれた1000坪分の藁(わら)を、800人あまりの町民で綱に編んだものだったということです。
儀武剛大綱曳推進委員長は、こうして技の継承を続け、いずれは大綱も町民の手で作りたいと話していました。(取材カメラマン・長嶺岩夫)