豊富な湧き水、稲作やターンム(田芋)の産地で伝統芸能も盛んな金武(きん)町。
そんな金武町で今月19日、22年間途絶えていた伝統行事、金武町大綱曳が行われました。長らく途絶えた行事の復活には、地域の人たちの創意工夫がありました。

金武町の大綱曳はかつて、町のなかでも金武区と並里区の2つの区で行われていましたが、大綱を区民で手作りすることが難しくなるなどの理由で、2001年を最後に途絶えていました。
そうしたなか、去年、大綱曳復活の気運を高めようと、「金武区観月祭」で一部の行事が再現されました。その反響は大きく、多くの町民から大綱曳の開催を望む声が寄せられた結果、町が動きました。
▽金武町商工観光課 仲間功課長
「金武町のわらを使って作られる与那原町の大綱を譲り受けて金武町祭りを開催する方向で決まりました」