■マタニティフォト専門写真館 こだわりの“メイク”と“衣装”
都内に数件しかない妊婦専門のフォトスタジオ「マタニティフォト専門スタジオ Mozart」。
この日、1人の女性が写真を撮りに行きました。鈴木さん36歳(仮名)。
妊娠35週目 鈴木さん(仮名)
「女の子の予定です」
妊娠35週目。出産を間近に控えています。
マタニティフォトはここ数年で定着しつつあり、スタジオアリス調べによると、令和では6人に1人の妊婦が撮影しているそうです。これまでに、4000人以上の人たちがここでマタニティフォトを撮影してきました(撮影料4万8400円〜)。そんな専門スタジオならではのこだわりが・・・。
メイク担当 安田弘美さん
「斜め横から撮ることがすごく多いんですね。お腹を目立たせるために。横顔が綺麗になるような感じで作ってます」
顔の輪郭をはっきりさせることで、横顔より美しく撮影できるという計算されたメイク。
Nスタ
「今日、なぜこちらに来られたのですか?」
妊娠35週目 鈴木さん(仮名)
「結構裸に近い形で(写真を)残すのって、恥ずかしいくないのかなと思ってたところもあったんですけど、自分自身の体が変化していくのを体感して、残しておきたいっていう気持ちの方が強くなった」
そして衣装にも、マタニティフォトを美しく撮影するポイントが。
メイク担当 安田さん
「ロングスカートがメインになってます。上げ底の靴を履いていただいて、“等身”を変えて撮影することによって、妊婦さんの足が長く綺麗に見えるので」
鈴木さん、いよいよ初めてのマタニティーフォト撮影です。
Mozart カメラマン 小町剛廣さん
「口元閉じてね。お腹の子を感じてあげて、目開けよう。笑ってあげて。もっとお腹の子と一緒に笑ってあげる」
慣れない撮影に緊張が表情に表れていましたが・・・。
Mozart カメラマン 小町さん
「妊娠して食べたくなったものって何?」
妊娠35週目 鈴木さん(仮名)
「親子丼です」
徐々に自然な笑顔が出てきました。
Mozart カメラマン 小町さん
「一番大事にしてるのは、来る妊婦さんにコンディション良く撮ってもらって、その上で最高の写真を残してあげる」
妊娠35週目 鈴木さん(仮名)
「今しかない自分の姿を綺麗に撮っていただけたので、やってよかったなと改めて思いました」
時代のニーズに合わせて変わりゆく写真の世界。皆さんは今どんな1枚を未来に残したいですか。