もし自分のマチにクマが現れたら…日頃からみんなで対策を話し合う、ある村の取り組みです。

無線「クマ目視できた」

北海道上川地方の占冠村。道の駅のすぐ裏手に、もしクマが現れたら…手加減なしのリアルな訓練が行われました。

無線「確認ですが、現在も発砲不可の状況?」

無線「そう。クマスプレーを持って」

指揮を執るのは、占冠村の職員です。ここにクマ対策のヒントがあります。

視聴者提供の映像
「(クマが道路を走るようす)危ね!おいおいおい!」

全国的な課題となった、クマとの距離。

(札幌 南区 2019年放送)
「住宅地にクマが現れました。住宅地の中をクマが歩いています」

現在の鳥獣保護管理法では、夜間や住宅地での発砲が禁じられています。

そのため、クマが連日現れても発砲できず、2か月も被害が長期化したケースもありました。

7月、環境省の専門家検討会は、人身被害のおそれがあるときなどに一定の条件のもと、住宅地でも銃を使えるよう緩和する方針をまとめました。