2学期が始まり感染は拡大していく?

 2学期が始まる一方で制限の緩和へ踏み切った政府ですが、今後感染は広がるのか?また、努力義務となった5~11歳のワクチン接種についての見解などについて、9月9日のMBS「よんチャンTV」では、長崎大学医学部の教授で小児科の医師でもある森内浩幸先生に話を聞きました。
 ―――東京都の若者の新規感染者に関するデータでは、10歳未満の感染者の割合は8月16日以降増えてきています。8月下旬には都内の一部の公立学校で2学期がスタートしましたが、2学期とともに再び感染拡大となってしまうのか。森内先生は、じわりと増える可能性はあるけれども再び規制を強化するほどではないという見解ですね?

 「東京都のデータですけど、あれは百分率で示していますが、絶対数として見ればどの年代層でも減ってはきています。ですので、学校が始まったから一気に増えるということではないと思います。今のオミクロン株の潜伏期とか、発症する前からウイルスを出していることを考えると、だいたい2~3日周期でどんどん増えるなら増えていくはずですので、学校が始まった影響というのがもしかなり大きいものであれば、今頃はもっともっと爆発的に増えているだろうと思います。多少増えるとしても、規制を強化するほどのレベルに達することは、私はかなり低いのではないのかなと思っています」