バスやトラックの運転手不足が深刻化する中、即戦力として期待される退職予定の自衛隊員を対象にしたバス運転体験会が、初めて大分県別府市で開かれました。
この体験会は退職予定の自衛官に次の活躍の場としてバスの仕事に関心を持ってもらおうと県バス協会が初めて開催しました。

20代から50代までの県内の自衛官24人が参加し、教官に教わりながらバスのハンドルを握ってカーブや直線を走りました。
(参加者)「普段は大きい緑色のトラックを運転しているが、バスの運転は難しかった。バックも後ろが長いので」
慢性的にバスの運転手が不足している中、大型二種免許の所持者が多く、規律正しい自衛官は即戦力として期待されています。
(県バス協会・望月郁男専務理事)「自衛官は非常に責任が強いので、即戦力としてバスの運転手になって頂けるかと思って、再就職される方がでればと思う」
いわゆる「2024年問題」を受けてドライバー不足は物流・運送業界で深刻となっていて、人手確保が喫緊の課題になっています。