震災後は県民勇気づけ…
震災後はことあるごとにふるさとを訪れたり、メッセージを送ったり、県民を勇気づけました。
西田さん(2011年)「今一生懸命歯をくいしばって頑張っていますけど、おそらくその歯、食いしばっている歯がようやくゆるんできて、みんなが段々口角が上がって笑顔になることを確信しました。確実に3.11以前よりもっと素晴らしい福島を私たちは目にすることができると思います」
西田さんの突然の訃報に、郡山市では…。
30代の郡山市民「今初めて(聞いた)。本当に?郡山・地元で大英雄なので受け入れがたいというか…えっ本当に?(涙ぬぐう)」
60代の県民「早すぎる。まだまだ活躍してほしかった」
70代の須賀川市民「何か話があった時には福島の話をしてくださるし、そういうところが好きでした」
また、震災後の2011年、郡山市の母校、小原田中学校をサプライズで訪れ、後輩を励ましました。

西田さん(2011年)「いま福島県は大変な体験をしていますけど、無限の可能性をぜひ色々な分野で発揮していただいて、頑張ってもらって」
突然の訃報に母校、小原田中学校は、これまでの西田さんとの思い出を振り返りました。
小原田中・服部直樹教諭「(来校時には)阿武隈川での思い出や中学校の時の思い出を面白おかしくお話されていた。子ども、教員にとってすごく貴重な時間だったし、西田さんのことをとても誇りに感じる」
また、西田さんの訃報に内堀知事は「西田さんが心から愛された福島県が復興していく姿を今後も見届けていただきたかっただけに、本当に残念でなりません」とコメントしています。
その温かい人柄、そして、ふるさと福島、郡山を心から愛し続けた西田さん。76年の生涯でした。